本格的な冬場となりバイクに乗る機会もめっきり減ってしまいました。そんな時には、やはり買い物に走ってしまうのが人のサガなのでしょうか?前々から気になっていたエアバックジャケットTECH-AIR5を購入しました。購入までの検討について記載します。
エアバックジャケット使用の経緯
10年以上前になりますが、バイクで軽トラックに追突「して」(「されて」ではありません。。。)肩甲骨骨折(全治3か月)しました。その時は、さすがにバイク降りることも考えましたが、結局降りることなくバイクライフを復活させました。以前からプロテクター入りのジャケットは着用していたのですが、更に安全装備への投資をしっかりするようにして無限電光さんのヒットエアーを導入しました。皮パンやブーツなんかも当時から必ず履くようにしています。また練習会にも定期的に参加してバイクの「止まる」「曲がる」を思い通りに出来るように練習しています。(まだまだですが。)
幸いにもそれ以降、事故することもなくヒットエアーの性能を発揮することも無く今に至っています。しかし、私のバイク友だち何名かはツーリング中に不幸にもヒットエアーの性能を発揮してしまい、無傷でツーリングを継続することが出来て居ます。エアバックジャケットはライダーの安全性向上には非常に有益です。
アルパインスターズやダイネーゼなどの海外勢のケーブルレスのエアバックの価格が徐々に下がってきたので、注目・リサーチを行っていました。その中でも後発のアルパインスターズのTECH-AIR5の出来がかなり良さそうなので今回購入に至りました。
TECH-AIR5の特徴
TECH-AIR5の特徴を長年使っているヒットエアーと比較して記載します。
ワイヤーをバイクにつなぐ必要が無い
これは本当に楽です、これがヒットエアーを長年使っていて、唯一と言って良い残念な点です。バイクとワイヤーで繋ぐのがめんどくさいだけならまだ良くて、ワイヤーを繋ぐのを忘れて、10キロ以上走っていることも良くありました。その間に事故や転倒するとエアバックは展開することなく非常に危険です。その注意が不要になる点でTECH-AIR5は非常に大きなメリットだと思います。
脊髄パッドが標準装備
TECH-AIR5には大き目の脊髄パッドとレース用皮ツナギのようなコブが背面についており、見た目からして安全なように見えます。
ただヒットエアーも安全には十分考慮されています。背中はそもそもエアバックで守られるようになっていますし、コブによる首元へのダメージ防御もヒットエアーではエアバック側で守られるようになっています。TECH-AIR5はどうしても制御部やボンベをどこかに内蔵しなければいけないのでコブ部を作り、そこにモジュールを搭載すると共に、頸部のダメージもコブで守るようになっているのかなぁ?と思います。
導入コストが高い
TECH-Ari5導入における最大の問題点はコストだと思います。日本の正規代理店で購入すると89,000円(税込み97,900円)してしまいます。ちょっとお値段高めですよね。それに比較しても、ヒットエアーは税込み50,000円前後からあります。およそ半額です。安全装備はユーザーが使ってこそ意味が有るので、今後利用者が増えて価格が下がることを願います。(私は結局協力できませんでしたが。)
エアバック展開後のリチャージが自分では出来ない
TECH-AIR5で万が一エアバックが展開した場合、正規取扱店に持ち込みリチャージをお願いすることになります。費用は45,000円(税込み49,500円)です。これもちょっと高い目だと思います。新品のジャケット買えますね。ヒットエアーは新品のガスボンベが税込み1500円ほどで販売されており、ユーザー側で交換することも可能です。もちろん、ジャケットに損傷が無いと言う前提ですが。
まとめ
以上をまとめると、以下のようになります。
TECH-AIR5 | ヒットエアー | |
利便性 | 〇 | × |
安全性 | ◎ | ◎ |
コスト(導入・運用) | × | 〇 |
コストと言う導入障壁の低さから絶対にヒットエアーの導入が一般的に良いと思います。利便性と言ってもケーブル取り付けるだけの話ですし、ケーブル取り付け忘れも100%忘れる訳でもないので少なくとも適切に運用している際には安全性は抜群です。
ただ、個人的にはケーブルの取り付け忘れについて、どうしてもなんとかしたいと思っていました。コスト面を下げることが出来れば、TECH-AIR5も購入検討の土台に乗るかと思い、海外からの個人輸入で購入することにしました。 ちょっと長くなりましたので、購入後のインプレッションは次回に記載します。
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