【速い・安い・軽い】KTM690 SMCR の紹介

KTM

今日は、KTMのモタード 690SMCR(2017)について、紹介させて頂きます。

ちなみに、私の車歴ですが、20歳くらいからバイク乗り初めて、

  • VFR400R(NC30)
  • VFR800F
  • VFR1200F(DCT)

です。基本V4マルチに乗り継ぎ、レプリカからツアラー路線になり、急にモタードと言った感じです。

過去の乗っていたバイクに比べても、確実にお勧めできるバイクです。それでは、お勧めするポイントとして5点あげます。

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その1 中低速のコーナーが抜群に良い。

 このバイクのエンジン出力は67馬力と排気量の割にビックリするほど高出力と言う訳でもありません。 このバイクの最大の特徴は、その異常とも言える軽さです。重量が144kg(乾燥)しかありません。比較のために、現行車種で有名なCBR250RRの車量が約160kg、最新のZX25Rの車重が約180kgです。決して上記の250ccの売れっ子バイクが重いバイクと言う訳ではありません。いろいろな最新装備が付いていれば、これくらいの重さが妥当だと思います。690SMCRが軽過ぎです。

 軽さは、走る(加速)、曲がる、止まるの全てにおいて異次元の性能を発揮してくれます。もちろん、コーナーリングは走る・曲がる・止まるの総合力が試されます。シングルディスクのブレーキですが、ブレンボのキャリパーも良い仕事してくれますので、かなり余裕を持ったブレーキングでも大分コーナーの奥の方でブレーキ掛けられますし、気軽な走行でも旋回速度も高いです。加速はシングルエンジンのトルクが有るので、怒涛の加速をしてくれます。今までのバイクでアクセル全開に恐怖を感じることはなかったのですが、このバイクの全開は危険な加速をしてくれます。本当に中低速なコーナーが続くワインディングでは水を得た魚のようにスイスイ気持ちよく走ってくれます。

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その2 少々の悪路でも走り切れる。

 もともと素性が良いオフロードバイクであり、690EnduroRと姉妹車であるので、車両剛性やサスペンションの容量もしっかりあり、悪路もそこそこ走れてしまいます。辛いのはオンロードタイヤであることのみですので、それを許容する道であれば、平坦・チョイ坂のグラベルはトコトコ普通に走ります。(純血オフ車のように高速走行は危ないので無理です。)おかげで、今まで走れなかった道をたくさんこのバイクは教えてくれました。砂利道が走れると行けるところが本当に増えるんですよね。バイクライフに革命が起きますよ。と言う意味でもお勧めですね。モタード。

その3 整備性が良い。

 カウル付きのバイクやマルチのエンジン車比較なのですが、やはりオフ車のシングルは整備が凄く楽です。オイル交換だけでも今まではカウル外してと大変でした。このバイクは何するにしてもホボむき出しなので、見える部品をバンバン外して行って整備が出来ちゃいます。また、エンジンもシングルのOHCですので、構造が非常にシンプルです。まさに整備初心者のためのバイクですか?と思えてしまいます。(もっと良いのは、2stシングルなのですが。)20000キロごとに実施するバルブクリアランスの調整もヘッドを開けて調整が必要なのですが、エアクリーナー外すとヘッドは丸見えですし、ヘッド開けるとカムが一本入っているだけ。当たり前ですが、本当にシンプルです。また整備解説もそのうち上げていきたいと思います。自分で作業できる範囲が増えると、バイクの整備頻度も上がりますし、維持コストも下がりますし、趣味性の高い乗り物ですので、こう言った特性は非常にありがたいですね。

その4 海外の情報が使える。

 一般的に外車の弱点と言われているものに「国産に比べて情報が少ない」が有ると思います。私もその理由で車・バイク共に外車に手を出すのに躊躇していた時もあました。ところが、海外のサイトを調べると結構な情報が出てきます。そりゃ、世界中で売れている物であれば、世界中に情報があるのは当たり前と言えば当たり前。しかも、部品の供給も海外のお店まで視野に入れるとそれほど問題にならないってことが分かりました。ちゃんとプラグとかは国内で帰る物はKTMディーラー様で購入しますよ。KTMを日本に広めてくれた会社さんなので、物販には協力しましょう。作業は自分で実施します。Youtubeやホームページの情報は非常に有益です。英語の壁も有りますが、今は翻訳サイトも充実しているので、活用できると思います。そう言う手間をかけずに情報発信できるように私もブログ頑張っていきます。

その5 燃費が良い。

 シングルエンジンの良さがここでも光ります。燃料タンクの容量がたったの12リットルしかありません。ツーリング大丈夫かなぁ?とも思ったのですが、満タンで300キロ以上走ります。リッター25km以上です。最低25kmです。これには本当にびっくりしました。大型バイクでこの燃費ですか!?と。車体の軽さも効いているのだと思います。増設の燃料タンクや燃料携行缶も当初考えましたが、運用しているうちに、不要と判断しました。

残念な点も・・・。

良い点も有れば、残念な点も有ります。

  • シート高が高いので、足付きが良くない。
  • 長距離乗るとお尻が痛い。
  • 高速走行での風圧がきつい。
  • 荷物が全然乗らない。

残念な点は、また追って解説したいと思います。上記の残念な点も自身の工夫と解釈で乗り切れる物ばかりだと思っています。そこは後ほど。

さいごに

 690SMCRに興味を持っているようでしたら、新車も中古車もとても「お安い」ですので、一度試乗して頂けると新たな世界が見えると思います。

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