BMW i3レンジエクステンダーのオイル交換

BMW i3

 この車、中古で購入して、1年になります。普段は99%電気で走行しているBMW i3は購入から未だに燃料を4リットル程度しか消費していません。ほぼエンジンは回っていませんが、メンテナンスのメッセージがインパネ表示されたので、オイル交換とエレメント交換を実施したいと思います。

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レンジエクステンダーの使用オイルとエレメントについて

 BMW i3は約30kWhのリチウムイオン電池と650ccのパラツインエンジンが積まれています。万が一電池残業が極少となった際に、エンジンを発電機として回して電気の供給を行います。(リチウムイオン電池が75%以下の残量となった際には、設定でバッテリー容量キープのモードで運転し、エンジンを回すことも可能です。)

 この650ccのエンジンですが、BMWのC650スクーターのエンジンですのでギアバイクのようにクラッチへの悪影響を考慮してバイク専用オイルを選択する理由はありません。(元々i3は車ですし。)ですので、今回はモノタロウブランドのちょっと良さげな格安オイル(5W-40 SN相当品500円/L)を使用します。  オイルエレメントも交換する必要性があるか微妙ですが、念のために交換と言うことで、「MANN FILTER MW75」が適合と言う情報があったので、こちらに交換します。

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ドレインボルトのワッシャについて

 ドレインボルトのワッシャはバイク用の淵が細くて口径の大きなワッシャが必要です。すなわち専用品だと思います。BMWの2輪・4輪のディーラーに行けば手に入れることが出来ます。私は、たまたまディーラーに用事が有った際に、ご厚意でワッシャを頂いて、準備はしておきました。

オイル交換は上抜き?下抜き?

 いつも意見の分かれるオイルの抜き方ですが、車は下にもぐるのが大変なので上抜きが可能であれば、上抜きで行きたいと思います。ただエンジンの種類によりけりで過去に乗っていた車両では上抜きだと半分も抜けない車両も有りました。今回のエンジンは元バイクのエンジンですので、上抜きで対応可能な可能性が高いと思いますが、その点も検証してみたいと思います。

作業手順

  1. リアラゲッジルームのパネル(エンジンカバー?)を外して、エンジンを見える状態にします、
  1. フィラーキャップを緩めておきます。

  1. フィラーキャップ右横のゲージを引き抜いて、上抜き用のポンプノズルを一番下まで突っ込みます。(オイルパン下に当たる感覚が有るかと思います。)
  2. ポンプを動かしてオイルを抜きます。私の使っているポンプは手動式です。2.6Lしっかり抜けました。上抜き成功です。これでドレインボルトは触らなくて良いです。
  3. 車体をジャッキアップして下回りの作業です。ウマとジャッキとスロープ等を駆使して安全にジャッキアップします。ジャッキが外れて車が落ちてきたら死んでしまいます。
  4. 空気の導入板らしき物を外します。これを外さないと私の持っているエレメント外しではエレメントは外れませんでした。エレメントの横から挟むタイプであれば、導入板を外さなくても作業できるかもしれませんが、上から(下から?)被せるタイプの工具では真っすぐエレメントに被せられないので、絶対に導入板を外した方が良いです。最初、外し方が分からずに苦労しましたが、ピン2個で止まっているだけでした。ピンの外し方にもコツが有り、ピンは車両の上側から下側に刺さっており、下から覗いても見えません。ただし、ピンの下側には穴が開いており、その穴からドライバなどで押し込めばピンが簡単に外れます。絶対に外して作業しましょう。
  1. エレメントを外します。(めちゃくちゃ固かった。)そして新しいエレメントを取り付けます。導入板を元に戻します。(取り付けは簡単。)ちなみに、エレメントの下の方にエンジンオイルのドレインが見えます。オイルエレメントの左横くらいにエンジンのクーラントのドレインが有ります。またの機会に交換します。
  1. 下回りの作業は終わりですので、ジャッキを下ろします。
  2. エンジン上部のフィラー部よりオイルを入れます。フィラーキャップが小さいので、ロウトを利用します。2.5Lほどで適量でした。
  1. エンジンを掛けて、オイルをエンジン内に回します。ただ、この車、簡単にエンジンが停車状態で掛かってくれません。メンテナンスモードにしてエンジンを掛ける必要が有ります。それは、後ほど方法をお伝えします。
  2. エンジン内のオイルのレベルが適正となったら、エンジンの作業も終了です。エンジンカバーを戻します。
  3. オイル交換のメンテナンスメッセージがインパネに表示されている場合は、そちらもリセットします。こちらの方法も後ほど公開します。

以上で、オイル交換は終了です。

おわりに

 交換したオイルはまだまだ綺麗な状態でした。まだワンタンク燃料消費していませんからね。エレメントの交換もスキップすれば、下回りの作業が一切なくなるので、さらに簡単にできます。ただエンジン回していなければ2年に1回で十分ですね。外車でも、PHEVでもオイルの交換は「出して入れるだけ」なのでそれほど難しくはないと思います。パーツ揃えたり、REX(エンジンの起動)やメンテナンス表示のリセットの方が調べ物的に大変でした。以上、ご参考にして下さい。

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